つくば市葛城地区で検討されている「区域指定の追加」とは？

茨城県つくば市の公式ホームページにて、
葛城地区（つくばエクスプレス沿線開発地区の一つ）周辺において、「区域指定（都市計画法第34条第11号）」の追加が検討されていることが公表されています。

家づくりや土地探しを検討している方の中には、
「自分たちに関係のある話なのか？」
「何が変わる可能性があるのか？」
と気になっている方もいらっしゃるかもしれません。

つくば市が公開している情報に基づき、葛城地区の区域指定追加について、できるだけわかりやすく整理します。

葛城地区周辺で検討されている「区域指定」とは何か

今回つくば市が示しているのは、
市街化調整区域の一部について、区域指定を追加する検討です。

区域指定とは、原則として住宅の建築が制限されている市街化調整区域の中でも、一定の条件を満たした区域について、都市計画法に基づく許可を受けることで、住宅建築が可能となる制度です。

つくば市の説明によると、これまで、つくばエクスプレス沿線に位置する開発地区については、市の街づくり全体に影響を与えるおそれがあるとして、区域の指定範囲から除外されてきました。

葛城地区も、つくばエクスプレス沿線開発地区の一つであるため、これまでは対象外とされていました。

しかし今回、つくば市は葛城地区では宅地としての土地利用が進んできたと判断し、葛城地区からおおむね1キロメートルの範囲について、区域の追加指定を検討することとしています。

つくば市公式ホームページでは、区域指定追加に向けて、以下のような手続きが示されています。

・令和7年12月上旬：市民向け説明会の実施

・令和8年2月下旬：開発審査会での意見聴取

・令和8年3月上旬：告示・市ホームページ等での公表（具体的な区域の決定）

・令和8年4月上旬：新たな区域指定の施行

ただし、現時点ではいずれも確定事項ではなく、今後の手続きを経て正式に決定される予定です。
区域の範囲や具体的な内容についても、今後変更となる可能性があります。

今回の公表内容は、「すぐに住宅が建てられるようになる」というものではありません。

あくまで、将来的に住宅建築の検討対象となり得る区域について、市が制度上の検討を進めている段階である点が重要です。

そのため、

・葛城地区周辺で土地探しをしている方

・市街化調整区域の仕組みを理解しておきたい方

・今後の行政の動きを把握しておきたい方

にとっては、
一度確認しておきたい情報と言えるでしょう。

葛城地区周辺の区域指定追加は、つくば市が将来の土地利用や街づくりの状況を踏まえ、段階的に検討を進めている取り組みの一つです。

現時点では、区域の範囲や制度の適用内容などは確定しておらず、今後の審査や手続きを経て正式に決まっていくことになります。

そのため、家づくりや土地探しを考えている方にとっては、「今すぐ何かが変わる」という話ではありませんが、将来に向けた動きとして知っておくことが大切な情報といえるでしょう。

今回の内容は、つくば市の公式ホームページで公表されている情報をもとに整理しています。
詳しい資料や最新情報については、下記のページもあわせてご確認ください。

今後、つくば市から正式な発表や内容の更新があった際には、公式情報を確認したうえで、改めてわかりやすく整理してお伝えしていく予定です。

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