マイホーム建築中の雨の影響は?子供の入園・入学・転校を考えるとマイホーム着工の季節はいつがベスト?

こんにちは。浅井です。
大雨の影響により被害にあわれた皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。

マイホームの建築をする際、子供の入園や入学・転校、そしてお天気の影響などを考えるとどのタイミングで着工するのがベストなのでしょう。ことさら、長引く雨による建築中のマイホームへの影響は気になるところではないでしょうか。

都道府県格付研究所データによると年間降水日数は茨城県=99日、東京都=106日、栃木県=104日だそうですが、このデータからもマイホーム建築中に雨にあたらないということは考えられませんね。
チェックポイントをおさえ、きちんと処置されていれば、建築中に雨にあたったからといって、木材が腐ってしまうとか竣工後にカビだらけになってしまうということは心配いりません。ここでは雨の影響に対するチェックポイントを工程の順に解説します。

チェックポイント①基礎工事中の雨による影響=基礎の鉄筋は組み込まれたが、まだコンクリートを流し込む前での影響はほぼありません。鉄筋が多少サビたとしてもサビた部分を清掃する程度で基本的には大丈夫です。コンクリートを流し込んだ後はアンカーボルト(基礎と建物を繋ぐ)がサビていないかのいないかチェックをし状態によっては交換が必要になります。コンクリートを流し込み完全に乾いた後、基礎の中にできた水たまりは影響がありません。

チェックポイント②基礎工事後、上棟前の雨の影響=基礎の上に土台となる木材を敷き、合板を張っていきます(床下地)。この合板の上にフローリングを張っていきますが、雨の影響でこの合板が乾燥した後もデコボコしていたり、水を吸って膨らんでいたりすると床鳴りの原因となったりします。場合によっては交換が必要になってしまうため、基本的にはしっかりと養生して雨の影響を防ぎます。

チェックポイント③上棟後の雨の影響=住宅建築に使用する木材は十分に乾燥させているため、雨ざらしになってしまっても、しっかり乾燥させれば心配はいりません。ただし、乾いた後に変色している部分がないかチェックしましょう。木材がしっかり乾燥していない状態で工事を進めるとカビや腐食の原因になったり、断熱材が雨水を吸い込んでしまい断熱性能に影響が出ます。機械を使い木材の含水率を調べることができますが、含水率20%が目安となります。ハウスメーカーによっては15%以下を基準にしているところもあります。

チェックポイント④外壁が施行された後の雨の影響=ほとんど心配しなくて良いでしょう。ただし、雨により工事が中断された後、工事再開のタイミングによっては、室内側に雨のシミが残っていたり、敷地から床下に雨水が侵入している場合もありますので確認は必要です。床下に雨水が侵入すると、乾きにくくカビ発生の原因になります。

☆雨により工事が中断し、工事再開のタイミングによってはトラブル発生の原因になります。施行中の雨に対する対策や工事再開時の確認については、着工前の打ち合わせの時にハウスメーカー(施工会社)に確認をしておきましょう。

竣工時期を入園・入学・転校時期に合わせるには着工から竣工までのスケジュールを把握して計算します。2.5か月~5か月程度と構造や工法によって着工から竣工までに要する期間は異なります。さらに雨の影響などで工期が大幅に遅れることも考えられますので余裕を持っておくことも重要です。マイホームができるまでは賃貸住宅に住んでいる方がほとんどですので、賃貸契約解約時期についても余裕を持たせておくことも念頭に入れておきましょう。入園・入学・転校時期にタイミングを合わせるには、10月~11月頃に着工をすると良いでしょう。この時期の着工は台風による雨風の影響を避けることもできますので住宅建築には良い季節ともいえます。また、お天気の影響を考えると3月~4月頃に着工をすると梅雨入り前に上棟まで終わりますので、雨の影響は少なくて済む可能性は高くなります。*マイホームを建築する地域により入梅の時期や台風・降雪の影響など異なりますのでこの限りではありません。ハウスメーカー(施工会社)と入念な打ち合わせをし、最適な季節を選んで着工することをお勧めします。

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