マイホーム建築中 雨濡れの影響は?

こんにちは。浅井です。
今週は、10月並みの気温に降り続く雨。急に寒くなってしまったので体がびっくりしてしまいます。体調にはくれぐれも気をつけましょう(^^♪
ところで、こう毎日雨が降り続くと待望のマイホーム建築中に長雨にさらされて「木材が腐ってしまうのではないか!?」「マイホームが建ちあがった後にカビだらけになってしまうのではないか!?」と心配になりますよね。先月、台風の時にもお話ししましたが、HPに初めてお越しくださった方もいらっしゃると思いますので、改めて今日はマイホーム建築中の雨濡れの影響の中でも主だった点について建築の工程順にお話しします。(木造在来工法の場合)

ここに掲載した写真は、基礎工事のためにコンクリートを打設後、雨水がたまったところですが、この場合の雨濡れによる影響は全くありません。かえってコンクリートの急激な乾燥によるひび割れを防ぎます。ただし、コンクリート打設中の雨濡れはコンクリートの強度に影響してしまうので、雨が降ることが予測できている場合には打設工事は延期されます。

1.基礎工事後、上棟前の土台敷き(基礎の上に土台となる木材を敷く)の時の木材の雨濡れはしっかり乾燥させれば問題はありません。雨ぬれを防ぐためにブルーシートなどで養生をし、乾燥後は状態を確認するということが注意点となります。乾燥後の木材の含水率は水分計で確認することができます。含水率は20%が目安とされていますが15%を基準とするハウスメーカーもあります。
基礎工事後上棟前で最も懸念される雨濡れの箇所は構造用合板(床下地)です。十分に乾燥してから変形やカビが繁殖していないか確認をします。合板の上にフローリングを敷きますので変形がひどかったり腐食してしまった場合は交換が必要となります。

2.上棟後、防水工事をしないまま雨濡れをした場合ですが、住宅建築に使用される木材は十分に乾燥させているたものを使用するため雨ざらしになっても、しっかり乾燥させれば問題はありません。ただし、乾燥後に変色部分がないかチェックをしましょう。しっかり乾燥させていない状態で工事が進むとカビや腐食の原因となり、また、断熱材が雨水を吸い込んで断熱性能に影響を及ぼします。ここでも水分計で含水率を計ると安心です。

3.外壁が施工された後の雨ぬれの影響は、ほとんど心配がありません。雨により工事が中断され再開のタイミングによっては、室内側に雨シミが残っていたり、敷地から床下に雨水が侵入している場合もありますので確認が必要です。床下の雨水は乾きにくくカビの原因となります。

建築期間中の降雨に対する対策や工事再開時の確認の方法などについて、着工前のハウスメーカー(施工会社)との打ち合わせ時に確認をしましょう。加えて降雨の影響で工期が遅れることも十分に考えられますので、お子さまの入園・入学・転校時期・住居の賃貸契約の解約時期も配慮してスケジュールを組みましょう。

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